【受験生必見】成績が上がる勉強時の在り方・習慣 ~モチベーション爆増計画~

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もくじ

はじめに

勉強が「楽しい!」と思えた瞬間。生徒たちの目は一気に輝き出します。

私は長年間、数千人以上の生徒たちと向き合ってきました。多くの受験生を志望校合格に導いてきた経験から『成績の上がる勉強の在り方・習慣』が断言できます。

成績が伸びる生徒は、近い将来の自分をリアルに想像して「ワクワクした気持ち」でポジティブに勉強しています。そのワクワクが、「成績が上がる潜在意識」を育て、未来を変えていくのです。
逆に成績がなかなか伸びない生徒は、親や先生に言われて「仕方ないから」「嫌々する気持ち」でネガティブに勉強をしています。

今日は、成績が上がる人はどのような”気持ち”や”在り方”を習慣として楽しく・ワクワクした気持ちで勉強をしているのか、その秘密を徹底的に、心を込めてお伝えします。あなたの中にも眠る「未来を引き寄せる力」を一緒に目覚めさせましょう。

【1】なぜ「ワクワクして勉強」すると成績が上がるのか?

【1-1】イヤイヤやる勉強ではなぜ伸びないのか?

「やらなきゃ…」「仕方なく…」とイヤイヤ机に向かう勉強は、見た目こそ努力しているように映るかもしれませんが、実際には脳が本気で働いていない状態です。メイヨークリニック(※1)によると、強いストレスを受けているとき、脳の前頭前野の働きが鈍り、記憶力・理解力・判断力などの学習に不可欠な能力が軒並み低下してしまうとのことです。つまり、イヤイヤの感情が脳機能全体にマイナスの影響を与えてしまうのです。

(※1)米国に拠点を置く世界的に有名な非営利医療機関です。臨床実践、教育、研究の革新に尽力しており、世界中の患者に高いレベルの医療を提供しています

特に、長時間勉強しているのに成果が見えないという場合、その原因が「気持ちのあり方」にあることは珍しくありません。「やらなきゃいけない」と自分に義務のように課してしまうと、脳が“防御モード”に入り、本来のパフォーマンスを発揮できなくなるのです。その結果、努力が空回りしてしまい、目に見える成績の向上も感じにくくなります。これでは「こんなに頑張ってるのに…」という無力感が募る一方で、どんどん自信もなくしてしまうという悪循環に陥りがちです。

本来、勉強は未来の自分をつくる希望に満ちた行為のはずです。にもかかわらず、「イヤイヤ感」にとらわれてしまうと、その意味さえ見失ってしまいかねません。

【1-2】ワクワクがもたらすモチベーションアップ効果とは?

一方で「これをやったら将来こうなる!」「この勉強が、自分の夢につながる!」というワクワクした気持ちで勉強に取り組むと、脳内にドーパミンが分泌され、意欲・集中・記憶の回路が活性化します(出典:スタンフォード大学ジェームズ・ドゥティ博士『Into the Magic Shop』)。このワクワクした感情は、脳を「もっと知りたい」「もっと深く理解したい」というポジティブなモードへと導いてくれるのです。

ドーパミンは「報酬予測」によって分泌が増える物質であり、「この先にうれしい未来がある」「この努力の先に理想の自分がいる」と感じることで、脳が前向きに反応します。つまり、成功のイメージを持って勉強するだけで、脳が“ごほうび”を先取りしてやる気を高めてくれるのです。

たとえば、「この公式を覚えたら、テストで○点取れるかも」「この単語を覚えれば英語がもっと読めるようになる」というような、ささやかな未来への希望であっても、その想像がポジティブであればあるほど、脳は自発的に動き出します。これは心理学的にも「内発的動機づけ」と呼ばれ、自分自身が心からやりたいと感じている行動は、長続きしやすく、かつ成果も大きくなるとされています。

ワクワクこそ、最高の成績アップスイッチ。イヤイヤは、脳のブレーキであり、学びの障害です。どちらのスイッチを押すかで、あなたの未来は大きく変わるのです。

【2】未来の自分をリアルに想像しよう

【2-1】モチベーションアップのカギは感情の先取り

生徒たちを見てきて思うのは、「モチベーションアップ」は意志だけではない、ということです。

「やらなきゃいけない!」と気合を入れるのではなく、「やったら楽しそう!」「やればこうなる!」という未来の感情を先取りして、そうなった自分をリアルに想像し、その雰囲気を出すのです。
頭のてっぺんから足先まで、毛穴の隅々から、そのオーラを放っている自分になってください。そしてその気持ちでワクワクしながら勉強する。

【2-1】志望校で過ごす自分をリアルに想像する

例えば、憧れの学校に通学する、朝の通学路を歩く自分をリアルに想像するのが大切。駅のホームで電車を待ちながら友達と笑い合っている自分。桜並木を抜けて、校門をくぐるときの誇らしい気持ち。

さらに、部活やサークル活動で活躍している姿も思い浮かべてください。レギュラーとして活躍する自分、文化祭の舞台で仲間と最高のパフォーマンスをしている自分。そんな未来の自分にワクワクしたら、それが本当のモチベーションになります。

このように五感を使ってリアルに想像できる場面を描き出すことで、不思議なほどやる気が湧いてくるはずです。脳は「想像された体験」も「実際の体験」として処理する性質を持っており、その臨場感ある未来像がやる気と行動を引き出す起爆剤になります。

人間の脳は、現実と想像の区別があいまいで、繰り返しリアルに想像することで、未来が「現実」として脳に刻まれ、潜在意識にまで浸透していきます。その結果、「あの学校で学んでいる自分」に近づくために、自然と行動が変わっていくのです。
(参考:ハーバードビジネスレビュー『ビジョンがやる気と行動を生むメカニズム』)

【2-3】ワクワクの感情を先取りすると潜在意識が変わる

潜在意識は「言葉」よりも「感情」に反応します。「できている!」「そうなっている!」とポジティブな感情を先取りすることで、無意識のうちに「行動したくなる」状態を作ることができます。

ワクワクの感情は、潜在意識のアクセルです。成績が上がる生徒は、この感情を自然と味方につけているのです。

人によっては、時には素敵なパートナーと一緒に勉強する将来の自分を想定を膨らませるのもよいかもしれません。

【3】成績が上がる「潜在意識」の育て方

【3-1】「できるかも!」と思える小さな成功体験を積み重ねる

難問をいきなり完璧に解けるようになる必要はありません。それよりも先に、小さな「できた!」をたくさん経験することがとても大切です。

  • 単語10個を覚えられた!
  • 5分間、集中できた!
  • 昨日よりノートが丁寧に書けた!
  • 解けなかった問題にヒントを見て挑戦できた!

このような、ほんのわずかでも自分の成長を感じられる瞬間を意識して積み重ねていくことが、「自分はやればできる」という成績が上がる潜在意識を育てていきます。

そしてこの潜在意識が、次のチャレンジに向かう勇気とエネルギーを与えてくれるのです。人は「できた体験」が脳にポジティブな印象を残し、「もう一度やってみよう」という気持ちに自然とつながっていきます。小さな一歩こそ、大きな飛躍の第一歩。毎日の中で、自分なりの“達成感の種”を見つけましょう。

【3-2】ポジティブな自己暗示とアファメーションの使い方

「無理だ」「苦手だ」と思ってしまうクセは、誰にでもあります。でも、それを「できるかも」「少しずつ進んでいる」に変えていくことが、潜在意識に働きかける大きな力になります。

朝起きたとき、「今日は昨日より少しでも前に進む日だ」とつぶやいてみる。夜寝る前に、「自分は確実に成長している」と声に出して affirm(アファーム)してみる。たったそれだけのことでも、脳と心は少しずつ変化を始めていきます。

キャロル・S・ドゥエック博士の『マインドセット』では、「人は変われると信じること」が、行動と成果を変えていく最初のステップであると明確に示されています。逆に「どうせ無理」「変わらない」と思ってしまえば、その通りの結果になってしまうのもまた事実です。

だからこそ、自分自身にかける言葉をポジティブにすること。これは、努力を後押しする最強の“味方”をつくる行為です。口に出す言葉は、やがて現実になります。

【3-3】「モチベーションアップ」の習慣を生活に組み込む方法

潜在意識は、習慣によって徐々に育てることができます。意識的にポジティブな習慣を生活に組み込んでいくことで、自然とモチベーションが上がる体質に変わっていきます。

  • 机に志望校のパンフレットを常に目に入る場所に置いて、通学している自分になりきる
  • 勉強机の前に「そうなっている自分」を書いた紙を貼る
  • 「今日やったこと」「よくできたこと」を専用のノートに記録する
  • 毎週末に1週間を振り返り、「先週の自分との違い」を書き出す

これらの習慣はどれも簡単ですが、続けることで「自分は目標に近づいている」という実感を積み重ねられるようになります。モチベーションアップは偶然に起きるものではなく、「習慣化されたワクワク」によって継続的に作り出されるものです。

意識と行動を少しずつ変えていくことが、成績だけでなく、人生の可能性そのものを広げる力になります。

【4】ワクワクする勉強を実現する具体的な勉強法

成績が上がる生徒たちに共通しているのは、勉強を“義務”としてではなく、“未来への冒険”として楽しんでいることです。ここでは、ワクワクする気持ちで自然とやる気が高まり、集中力も継続するような、実践的な勉強法を紹介します。

【4-1】勉強前の「未来イメージング」ルーティン

勉強を始める前に30秒から1分、目を閉じて「なりたい自分」を思い描いて『そうなっている自分として俯瞰する』ことを実践してください。これは脳の準備運動のようなもので、心を前向きなモードに切り替える効果があります。

リアルに想像してみてください:

  • 合格発表で自分の番号を見つけた瞬間、胸が熱くなる場面
  • 憧れの高校や大学の教室で講義を受けている自分
  • 文化祭で仲間と笑いながら舞台や展示の準備をしている場面
  • テニス部や吹奏楽部で、真剣に汗を流す自分

五感を使って、景色・音・匂い・温度・感情まで思い描けると、脳はそれを“現実”と錯覚します。

こうしたイメージは、「やらなきゃ」ではなく「やりたい!」という感情を呼び起こし、モチベーションと集中力を自然に高めてくれます。

【4-2】ポモドーロ・テクニックを活用した集中法

「25分間の勉強+5分間の休憩」を1セットとするポモドーロ・テクニックは、集中力が続かない人に最適な方法です。
25分間、タイマーをセットし、スマホを手放し、目の前の課題に全集中します。「あと5分だけ頑張れば休める」と思えることで、精神的な負担が減り、集中の質が高まります。

休憩中には、ストレッチや軽い体操、深呼吸を行い、脳に新鮮な酸素を送ってリフレッシュしましょう。これを3〜4セット繰り返すと、長時間勉強した後でも達成感と満足感が得られます。
ワクワク感と集中を両立できるこのテクニックは、勉強を「面白い」と感じる感覚を育ててくれます。

【4-3】「できたノート」で自己肯定感を育てる

毎日の勉強を終えたら、自分の“できたこと”を記録してみるのも効果的です。以下のような項目がおすすめです。

  • 今日やった内容
  • できたこと、理解できたポイント
  • 頑張ったこと、小さな努力
  • 昨日より成長を感じた瞬間
  • 気持ちが前向きになった出来事

このような「できたノート」は、自己肯定感を高める効果があります。たとえ目に見える成績がすぐに上がらなくても、努力の積み重ねが記録されることで、「自分はちゃんと前に進んでいる」という実感を得られます。後から読み返したとき、「自分は本当に頑張ってきた」と感じられるノートは、挫けそうなときの支えにもなります。

ここで大切なのは、“誰かと比べる”のではなく、“昨日の自分と比べる”という視点です。成績以外の努力や工夫、気づきも含めて、自分だけの「成長の証」をコツコツと蓄積していきましょう。

この章で紹介したのは、すぐに始められて効果の高い勉強法ばかりです。大切なのは、勉強そのものを「未来の自分とつながっている」と実感しながら取り組むこと。ワクワクした気持ちは、成績を上げるもっとも強力なエネルギーです。
ぜひ、今日からあなたの勉強に“ワクワク”を取り入れてみてください。あなたの可能性は、想像以上に広がっています。

【5】中高生・保護者の皆様へ ワクワク学習を支えるために

ワクワクした気持ちで勉強に取り組む生徒を支えるためには、家庭や周囲の大人の関わり方が非常に大切です。特に保護者の方々の言葉や態度は、子どもの「潜在意識」や「自己肯定感」に大きく影響します。この章では、家庭でできるワクワク支援のポイントをお伝えします。

【5-1】親ができる!ワクワクを引き出す声かけ例

子どもが未来にワクワクするには、その想像を肯定してくれる大人の存在が必要不可欠です。たとえば次のような声かけが、子どもの内なるモチベーションを引き出します。

  • 「今日、どんなことができた?」
  • 「未来の自分って、どんなふうになっていたい?」
  • 「今日ちょっとでも楽しかったこと、ある?」
  • 「それ、面白そう!詳しく聞かせて!」

こうした言葉には、評価ではなく「共感」と「肯定」が込められています。正解を求めるのではなく、子どもの中にあるワクワクの芽を育てるつもりで、話を聞いてあげましょう。

【5-2】保護者が気をつけたい「やらせ勉強」との違い

保護者として子どもの成績を気にするのは当然のことです。しかし、「勉強しなさい」「なんでできないの?」といった言葉が、かえって子どもを“イヤイヤ勉強”に追い込んでしまうことがあります。
「やらせる勉強」は、短期的には成果が出ても、本人の内発的なモチベーションが育ちにくく、長続きしません。
それよりも大切なのは、「信じて見守ること」「小さな変化に気づいて褒めること」になります。

  • 「昨日より早く机に向かっていたね」
  • 「この部分、工夫して勉強したんだね」
  • 「この前より漢字がきれいになった気がするよ」

小さな成長に目を向けてあげることで、子どもは「自分は見てもらえている」と感じ、安心し、自信を育てていきます。

【5-3】「成績が上がる潜在意識」は家庭から育てられる

子どもが勉強に前向きになるには、日々の家庭の空気も大きな影響を与えます。

  • 家族の誰かが努力する姿を見せる
  • 親も学ぶ姿勢を持ち、「一緒にがんばろう」と言う
  • リビングに「応援メッセージ」を飾っておく

こうした雰囲気が、家庭全体を「前向きな学びの場」にしてくれます。

また、親子で「未来の話」をすることも重要です。「こんな高校生活、いいよね」「どんな部活が楽しそう?」というように、将来をポジティブに語り合う時間を増やすことで、子どもの中に「なりたい自分」が自然と根付きます。

ワクワクを育てる一番の土壌は、家庭の中にあります。成績は、そうした日々の中から自然とついてくるもの。焦らず、信じて、見守っていきましょう。

【5-4】家族への感謝を忘れずに

今こうして安心して勉強に向き合えているのは、まわりの支えがあってこそ。毎日ご飯を作ってくれる人、送り迎えをしてくれる人、そっと見守ってくれている人。

あなたが一歩一歩進んでこられたのは、きっと家族の存在があったからです。

「ありがとう」と言葉にするのは、少し照れくさいかもしれません。でも、感謝の気持ちは、言葉にしなくても行動で伝わります。

今日、机に向かって一生懸命頑張る姿を見せること。それだけでも、家族はきっとうれしく感じてくれます。

受験は一人で乗り越えるものではありません。家族と一緒に、支え合いながら、励まし合いながら、最後まで走り抜けましょう。子どもが勉強に前向きになるには、日々の家庭の空気も大きな影響を与えます。

  • 家族の誰かが努力する姿を見せる
  • 親も学ぶ姿勢を持ち、「一緒にがんばろう」と言う
  • リビングに「応援メッセージ」を飾っておく

こうした雰囲気が、家庭全体を「前向きな学びの場」にしてくれます。

また、親子で「未来の話」をすることも重要です。「こんな高校生活、いいよね」「どんな部活が楽しそう?」というように、将来をポジティブに語り合う時間を増やすことで、子どもの中に「なりたい自分」が自然と根付きます。

ワクワクを育てる一番の土壌は、家庭の中にあります。成績は、そうした日々の中から自然とついてくるもの。焦らず、信じて、見守っていきましょう。

【6】まとめ:ワクワクが未来を引き寄せる

成績を上げるために必要なのは、ただの努力や長時間の勉強ではありません。
本当に大切なのは、「未来の自分を信じて、ワクワクした気持ちで勉強に向かうこと」です。

イヤイヤやらされる勉強は、心を重くし、学ぶ力を奪ってしまいます。
けれど、未来を想像しながら、「やってみたい!」「きっとできる!」と感じながら取り組む勉強は、あなた自身の内側から力を引き出してくれます。

ワクワクは、モチベーションを自然に高め、集中力を育て、そして何より、勉強を“楽しい時間”に変えてくれます。
それは、あなたの可能性を最大限に引き出す最高のスイッチです。

どうか忘れないでください。
あなたには、どんな夢だって叶える力がある。
そしてその第一歩は、「ワクワクしながら今に向き合うこと」から始まります。

勉強を通して、あなたがもっと自分を好きになり、未来を楽しみに思えるようになりますように。
私はいつも、あなたの挑戦を心から応援しています。

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