塾によって違いますが、
下記の5つの面談が最低でもあるべき面談だと私個人は思います。
①通塾前の面談
②入塾時の面談
③通塾中の面談
④進路相談の面談
⑤受験前の面談
上記のどの面談においても、講師側(塾長)は長きに渡り、数多くの人に対して、
この上記の面談を普段から毎日しています。
また日常の授業なども通じて、トーク力の高い者も多いです。
その為、面談での主導権は、講師側になることが多いです。
講師側のフィールドでもあるので得意分野です。
それに対しての対抗意識は燃やさない方がいいです。
ですが、講師側のペースで話が終了して面談が終わることがないようにしましょう!
主導権は講師側に持たせつつも、
消費者のこちら側がしっかりと主張すべきことを伝えて
我が子への特別感をしっかりと持ってもらえるように
(言い方悪いですが)うまく手のひらで転がすくらいが丁度いいです!
それではこれら①~⑤までを以下に解説します。

①通塾前の面談
多くの塾が無料体験や特別料金としての入塾前の体験ができます。
この体験中に通塾をして、
通常時のイメージをすることになります。
講師側(塾側)は、入塾をしてほしいのでメリットを伝えてきます。
ここでは、しっかりと話をまずはよく聞いてください。
そして、講師側(塾側)の言いたい事を話をさせてから、
こちらも聞くべきことをしっかりと確認しましょう!
※ここで武装をし過ぎて過度な質問をし過ぎるのも注意します。
(面倒な親だと誤解されると、入塾させないようにもされてしまう可能性があります。)
この面談で『確認しておくべきこと』は次の5点になります。
【1】入塾後の料金
【2】欠席時のフォロー体制
【3】当校の独自実績
【4】学習相談の頻度
【5】受験学年の進路指導
それでは詳しく解説します。
解説
【1】入塾後の料金
通常授業料以外の料金をしっかりと確認しておきましょう!
⇒季節講習授業料、テキスト代、維持費、模試代、オプション費用など
⇒無いとは思いますが、体験のみとなった場合に別途費用が発生するのか
解説
【2】欠席時のフォロー体制
個別指導塾の場合、振替がきちんとあるのか
集団授業塾の場合、別日振替がきちんとあるのか
⇒部活動との両立を応援してくる塾なのか
※これは中学生にとっては大きいですね。
塾によっては部活を辞めるように言われるケースは少なくない。
解説
【3】当校の独自実績
複数校ある塾の場合は、塾全体の実績を売りにしていることも多いので、
その校舎の単独実績は確認しましょう!
個人経営塾の場合は、数年間のくくりで実績を売りにしていることもあるので
しっかりと前年度の当校舎の実績を確認しましょう!
また、合格実績と進学実績も意味が違うので確認をしておきましょう。
※合格実績は、1人の優秀生が上位校を複数合格しているのでそれをカウントしているのが普通です。
一方、進学実績は、1人の生徒の進学先を指します。
多くの塾は、合格実績を公表するので、
(1校のみ受験する)国公立の合格実績をしっかりと確認しましょう!
また大手集団塾では、教室責任者(塾長)の入れ替えも多い塾は多いです。
昨年の実績を出している教室責任者(塾長)が引き続き、
その教室にいるのかも確認しておきましょう。
解説
【4】学習相談の頻度
体験期間中は、特に連絡を多目にしてくれるはずです。
ところが入塾後はさっぱり連絡が疎遠になることもあります。
しかし、その連絡頻度の要望は家庭によって様々です。
※学期に1回、月に1回、月に2回なのか
※入塾時に面談があるのか
※面談形式なのか、電話連絡なのか
学年によっても違いはあると思いますが、
家庭が望む連絡頻度と塾の考えにギャップが生じないようにする為にも、
確認をして(要望を伝えて)おきましょう!
解説
【5】受験学年の進路指導
塾によって全然方針が異なります。
全く進路指導をしない塾も少なくありません。
家庭で志望校を決めるのか、塾が様々な提案をしてくれるのか。
塾がしっかりと決めるので信頼してアドバイス通りで大丈夫なのか。
面談担当は教室責任者(塾長)なのか、アルバイト講師なのか(個別指導塾はある)
しっかりと確認をしておくとよいでしょう。
②入塾時の面談
体験を経て、入塾となります。
重要な契約を交わす事になりますので、
しっかりと確認しておく事は確認しておきましょう。
こちらから、子どもを含めた三者面談にしたいと伝えてもよいでしょう。
子どもにとっても良い経験になると思います。
三者の覚悟を目の当りにすることも良いと思います。
※これを通じて子供のモチベーションが劇的にプラスに変わることもあります。
塾側にも予めそのような意図で
三者面談をしたいと伝えておくのも良いと思います。
※入塾時に面談が無い場合は、
入塾後どのくらいで面談の場があるのか確認しておきましょう。
この面談で『確認しておくべきこと』は以下の4点です。
【1】入塾後の料金
【2】塾の方針
【3】体験期間中の子どもの様子
【4】子どもの長所・短所
それでは詳しく解説します。
解説
【1】入塾後の料金
最初の通塾前の面談で確認をしていない場合はここでしっかりと確認しておきましょう。
通常授業料以外の料金をしっかりと確認しておきましょう!
⇒季節講習授業料、テキスト代、維持費、模試代、オプション費用など
⇒コースの変更や退会の際の表明期限
※1ヶ月以上前から表明をしていないと金額が戻らない
とか言ってくる塾は危険です。。。
※約款にも記載があるとは思いますが、
こちらから質問をしなくてもこのようなことを
塾側から説明をしてほしいことろですが、
そのような説明や配慮が苦手な教室責任者も意外と多いです。。。
大切な子どもの将来に関わる重要な契約を
交わすことになるのでしっかりと確認をしておきましょう。
解説
【2】塾の方針
どのような教室方針で運営をしているのか、
その想いを感じておきたいところです。
『塾の方針を教えてください』と
こちらから言うのも(試してる感が出て)微妙な気がしますので、
自然と感じ取りたいところですね。
逆に方針がしっかりとあるところは、自然と伝えてくれると思います。(わかります。)
解説
【3】体験期間中の子どもの様子
ここは思い切って聞いておきましょう。
誰にでも当てはまるありきたりな返答なら、
個を見れていない可能性があるので要注意!
しっかりと我が子を見ていただけているかチェックしましょう!
解説
【4】子どもの長所・短所
短期的な課題、長期的な課題をあげてもらい、
どのような取組みをしてくれるのか聞きたいですね。
私が運営をしている塾では必ず長所と短所を伝えるようにしていました。
こちらも塾側から自然に出てほしいところです。
③通塾中の面談
通塾して数ヶ月が経ちます。
だいぶん塾にも慣れてきた頃になります。
こちら側も塾への安心感や信頼度が上がっているはずですね。
その場合は、ある程度「先生に任せています」というスタンスを見せても良いと思います。
塾への信頼度が高いようであれば、三者面談も効果的。(意図は上記にも記載)
そうではない場合は、しっかりと不安や不満を上手く伝えてみましょう。
この面談で『確認しておくべきこと』は2点です。
【1】子どもの近況・様子
【2】個人目標
それでは詳しく解説します。
解説
【1】子どもの近況・様子
しっかりと我が子を見ていただけているかチェックしましょう!
この時期にありきたりな回答しか返ってこないようなら考えものです。。。
解説
【2】個人目標
我が子の学習面での特徴を捉えて、
しっかりとした目標を立ててもらえているか。
それが講師側から子どもに共有されているか。
三者面談であればこれが効果的。
④進路相談の面談
受験学年は必須。
受験学年まであと1年ある場合は、
大手学習塾の場合、新人教室責任者が担当する場合もあります。
進路相談は、やはりベテラン責任者が圧倒的に知識と経験があり、
しっかりとしたアドバイスが貰えます。
新人でも情熱があるならいいと思います!
(きっと本気で我が子を合格に導いてくれます。)
もし、知識が乏しい担当者である場合、
こちらもある程度知識を入れて、
様々な質問をして、次回(1週間以内)までに回答を求めるスタンスにして
丁寧に伝えましょう。
その場合は、塾側も相当覚悟をして次回に臨むはずです。
可能であれば三者面談がよいでしょう。
この面談で『確認しておくべきこと』は次の3点です。
【1】志望校について
【2】内申対策とあといくつ必要か
【3】偏差値対策
それでは詳しく解説します。
解説
【1】志望校について
こちら側からもある程度伝えられるようにしておきましょう!
現時点が、受験学年夏以前の場合、ある程度高めを狙っていきたいと伝える。
現時点が、受験学年秋以降の場合、現実的な志望校と、あと少し上がれば狙える志望校を伝える。
※受験学年秋以降はどちらも必死です。
こちらの要求が少々高いくらいの方がプレッシャーを与えます。
解説
【2】内申対策とあといくつ必要か
(高校受験の場合)
併願校の内申基準をしっかりと確認しておく。
⇒「現状だと▲▲高校」であるが「あといくつ上がれば●●高校」を狙う。
その為の取り組みを、しっかりと確認しておく必要があります。
解説
【3】偏差値対策
志望校を踏まえて、
どの時期までにどのような偏差値推移を狙っていくか共有しておく。
その為の対策を具体的に。
もし具体的な対策が明言されなかったら、
次回(1週間以内)までに回答を求めるスタンスにして
丁寧に伝えましょう。
その場合は、塾側も相当覚悟をして次回に臨むはずです。
⑤受験前の面談
我が子の具体的な勉強法をしっかりとアドバイスしてもらってください。
必要があれば学習計画表を作ってもらう。
ある程度、面倒な家庭と思われてもいいです。
こちらの本気度を見せないとなりません。
塾側も本気で合格させたいはずなので、塾と家庭との協力体制が必要です。
ここでも三者面談が効きます!
何が何でも合格します!!!
何が何でも合格させます!!!

