「本当の対策」とこれからやるべき勉強法を紹介
こんにちは。長年、数えきれない受験生を見てきた塾講師として、そして毎年共通テストを分析してきた立場から、今年の英語リーディングについて、本当に大切なことをまとめます。
今回の記事は、
- 今年の共通テスト英語は何が変わったのか
- 難易度は本当に易しくなったのか
- 受験生はどこで差がついたのか
- そして「来年以降どう勉強すべきか」
ここまでを、受験生目線で丁寧に整理した内容です。
■ まず結論:今年の英語リーディングは「易化」だが油断は禁物
「昨年よりやや〜明確に易化した」
の一言です。
ただし、これは
「簡単になった=楽な試験」
という意味ではありません。
むしろ今年は、
- 語数がやや減少
- 正解を迷わせる設問が減少
- 問題構成が整理された
ことで、
👉 読める受験生はスムーズに得点できた
👉 読めない受験生との差がより明確に出た
そんな試験でした。
■ 大問構成は8題で固定。共通テストは完全に「読解型試験」へ
大問数は8。
解答数は44。
この枠組みは昨年から変更なし。
つまり大学入試センターは、すでに明確にこう宣言しています。
「英語は、文法問題では測らない」
「実際に読めるかどうかで評価する」
実際、今年も――
- 全大問が読解形式
- 単独の文法問題はなし
- 語彙・文法は“読めるかどうか”の中で評価
という構成でした。
これは偶然ではありません。
共通テスト英語は、完全に「実用的読解力」を測る試験として完成形に近づいている
そう言っていいでしょう。
■ 今年の最大の特徴①
「読む+考える+整理する」力がより重要に
3名の講師の分析を総合すると、今年の英語リーディングは次の力が強く求められていました。
- 複数資料を読み比べる力
- 情報を整理してまとめる力
- 立場や意見の違いを区別する力
たとえば、
- メール+表+スケジュール
- チラシ+オンラインフォーム+返信メール
- 複数人の意見+追加資料
こうした複合型読解が当たり前のように出題されています。
単に「本文を訳す」だけでは、もう太刀打ちできません。
■ 第4問・第8問が象徴する「読む×書く」の融合
特に注目すべきは、第4問と第8問です。
第4問:文章推敲問題
- 教師のコメントをもとに文章を修正
- 論理の流れを考えて文を挿入
- トピックセンテンス・要約文を判断
これはもう、
読解問題でありながら、完全にライティング思考です。
第8問:アウトライン作成問題
- 複数人の意見を読む
- 自分の立場を決める
- その立場を支える根拠を資料から選ぶ
これは大学で求められる
「資料を読み、論点を整理し、自分の考えを構築する力」
を、そのまま測っています。
今後もこの形式は間違いなく続きます。
■ 難易度が下がった理由は「設問の素直さ」
今年、受験生が「解きやすかった」と感じた最大の理由はここです。
- 引っかけが少ない
- 設問文が明確
- 本文の情報と素直に対応している
つまり、
❌ 意地悪な問題が減った
⭕ 正確に読めば解ける問題が増えた
ということ。
逆に言えば、
「なんとなく雰囲気で読む」
「英語が苦手だけど勘で選ぶ」
こうした解き方は、今年はほぼ通用しませんでした。
■ 語数は約5,600語前後。だが“重さ”は軽くなった
語数自体は依然として多いです。
- 全体で約5,600語前後
- 長文も600〜700語レベルが複数
ただし今年は、
- 内容が理解しやすい
- 話題が身近
- ストーリーが素直
という特徴がありました。
物語文も、
- 時系列が極端に錯綜しない
- 登場人物の心情が読み取りやすい
など、読解負荷はやや軽めでした。
■ では、今年どんな受験生が点を取れたのか?
はっきり言います。
今年点を取れたのは、
- 単語力が一定以上ある
- 英文を「返り読みせず」前から読める
- 設問を見ながら必要情報を探せる
こうした共通テスト型読解に慣れていた受験生です。
一方で、
- 単語を止まりながら読む
- 全文を訳そうとする
- 1問に時間をかけすぎる
タイプの受験生は、途中で時間が足りなくなったはずです。
■ ここが超重要:今後の英語勉強法はこれ一択
3名の講師の分析をまとめると、今後の対策は明確です。
❌ やってはいけない勉強
- 文法問題集だけを回す
- 和訳中心の学習
- 長文を精読しすぎる
⭕ これから必須の勉強
- 英文を「情報」として読む練習
- 設問先読み→必要箇所を探す訓練
- 複数資料を照合する問題演習
特に大事なのは、
「全部読む」のではなく
「必要なところを正確に読む」
この発想への転換です。
■ 共通テスト英語は「才能」ではなく「訓練」で伸びる
ここを最後に、どうしても伝えたい。
共通テスト英語は、
- 帰国子女有利
- 英語が得意な人だけの試験
そう思われがちですが、実際は違います。
この試験は、
✔ 型を理解
✔ 読み方を知り
✔ 練習量を積めば
誰でも点数が安定する試験です。
実際、偏差値50前後から
共通テスト英語で8割近く取れるようになった生徒も、何人も見てきました。
■ まとめ:今年の共通テストが教えてくれたこと
最後に、今年の英語リーディングから見えた本質をまとめます。
- 難易度はやや易化
- ただし「読む力の差」はより明確に
- 共通テスト英語は完全に実用読解型へ
- 読む+整理+判断する力が鍵
- 正しい対策をすれば、確実に伸ばせる
英語が苦手でも、焦る必要はありません。
必要なのは才能ではなく、
「共通テスト専用の読み方」を身につけること。
ここを意識するだけで、英語は必ず変わります。
受験生のみなさん。
まだ伸びます。
今からでも、十分に間に合います。
応援しています。

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