はじめに:成功のカギは習慣化にある
偏差値UPに成功し、無事第一志望合格を成し遂げた生徒たちは、さまざまな課題を習慣化(ルーティン化)させることに成功した。これらの習慣は大きな努力を要したわけではなく、小さなコツを活用して、無意識のうちに身についていったのです。
本記事では、あなたが日常の中で無理なく習慣化できる方法を、教育心理学の視点も交えながら紹介していきます。
第一章:習慣化のスタートライン – 最初の1日目がカギ
行動心理学の視点:最初のモチベーションを活用する
行動を習慣にするための第一歩は、最初の1日目です。教育心理学の観点からも、何か新しいことを始める際には、その最初の日が最もモチベーションが高いとされています。そのため、何かを始めると決めたら、その日がとても重要です。「明日から始めよう」という考え方は、モチベーションを低下させる原因になります。

最初の1歩を踏み出す理由
心理学的に「行動者バイアス」と呼ばれる現象があります。これは、人が行動を始めるとその行動を続けたくなる傾向を示すものです。逆に、始めない限り、その行動はどんどん後回しになってしまうのです。だからこそ、決めたらすぐに行動に移すことが重要です。
第二章:成功者の割合 – 上位0.1%の壁を超えるために
データで見る習慣化の難しさ
教育心理学の研究によると、
①興味を持ち、やると覚悟する人・・・10%
②そのうち、実際にやり始める人・・・10%
③そのうち、続ける人・・・10%
上記➀➁より、興味を持ち行動に移す人の割合は約1%に過ぎません。そして、その行動を3週間以上続けられる人は、全体の0.1%程度です。
しかし、➁よりこの最初の1日をクリアできた時点で、あなたはすでに上位1%にいることを忘れないでください。この認識が、モチベーションを維持するための大きな支えになります。
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第三章:習慣化の3週間 – どう乗り越えるか
教育心理学の理論:習慣化には3週間が必要
さまざまな研究やコンテンツで語られているように、習慣化するまでに必要な時間は約3週間と言われています。この期間は脳が新しい行動を「自動化」するまでの適応期間です。しかし、多くの人にとって、この3週間は非常に難しい壁です。
そこで、この壁を乗り越えるための具体的なコツを紹介します。
1. 逃げ道を作る – 完璧主義を捨てる
心理的負荷を軽減するテクニック
「例外なく必ずやる」という完璧主義は、逆効果になることがあります。むしろ、失敗した場合の「逃げ道」を作っておくことで、途中で挫折することを防げます。例えば、大会の日は夜の筋トレをしない、といったルールを設けることで、次の日からすぐに再開しやすくなるのです。
①例:逃げ道を作る・ガチガチにはしない。
⇒「やると決めた事は、どんなことがあっても例外なく必ずやる!」
という意志ではやらないと、決めてやるようにしています。その方が、自分は習慣化することがこれまでの経験で分かってきました。これまで自分も「例外なく必ずやる」を信念でやろうとしたことがありましたが、
それでやると、何かが起こってどうしても出来ない日が存在してしまうと、その後は糸が切れたように、その日以降は、やらなくなり、続かない現象となっていました。その為、逆に逃げ道という例外を作るようにあえてします。
例:大会の日は夜の筋トレをしない。
とするとその日は例外だったので翌日からは「今日からはまた再開!」と切り替えられます!
2. やりたいことの前にやる – 自己統制力を高める
行動の順序が成功を左右する
やるべきことを先にやってから、やりたいことをするという自己統制力の強化が、習慣化を助けます。たとえば、筋トレを終えてから夕食をとるというように、自分ルールを設定すると効果的です。
②例:やりたい事の前にやる。
⇒普通だと、『やりたい事を最初にやり、やるべきこと(習慣にしたいこと)を後にやる。』
になるところを、
『やるべきこと(習慣にしたいこと)をやらないと、やりたい事はできない。』
というのを、自分ルールにするのです。やりたいことを最初にやると、ズルズルと時間が過ぎてしまい、気づくと「時間が無い」などの別の理由を付けて、やるべきこと(習慣にしたいこと)をやらないという状況にないますよね。
例:筋トレをしてから、夕飯を取る。
やるべきこと(習慣にしたいこと)に早く取り掛かり、早く完了させて、やりたい事をするとした方が、本当にうまくできるようになります。
3. 既存のルーティンに組み込む – 自然に習慣化させる
習慣を無理なく続けるための方法
すでに日常のルーティンとして行っている行動に、新しい習慣を組み込むことが大切です。例えば、風呂上がりに筋トレをするなど、日常の流れの中に組み込むと、自然と習慣として定着します。
③既存のルーティンに組み込む。
⇒日常のルーティンに習慣にしたいことを組み込むとうまくいく。
例:風呂上りのタイミングで筋トレ
風呂上りに一息つく前に、筋トレをするということを決めるということです。習慣にしたいことを無理矢理でもいいので、ルーティーンとなっていることにねじ込むことができれば、それをやらざる得ない状態になります。
これらをしっかりと自分ルールに当てはめ、
あとは、ストイックに3週間続けることができれば、
しっかりと習慣化することができます!
第四章:心理的サポート – モチベーションを維持するためのヒント
内的報酬を活用する
教育心理学では、外的報酬よりも内的報酬(自己満足感や達成感)が長期的なモチベーション維持に有効だとされています。たとえば、筋トレ後に感じる体の変化や健康状態の向上が、次の行動への強力な動機づけとなるのです。
「もしも」プランを用意する
万が一、何かが起こって3週間の間に計画が途切れそうになったときのために、事前に「もしも」の計画を立てておきましょう。例えば、風邪をひいたときには無理をせず、回復後に再スタートする、といった柔軟な対処法を用意しておくことが重要です。
結論:習慣は「小さな一歩」から始まる
習慣化には時間と努力が必要ですが、それは確実に報われるプロセスです。最初の1歩を踏み出し、3週間を乗り越えるための心理的なサポートと具体的な戦略を活用すれば、あなたも0.1%の成功者になれる可能性が高まります。この記事を読んで、ぜひ今日から行動を始めてみてください!
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このように、心理学的な視点を取り入れることで、習慣化の成功率を高めることが可能です。実践してみて、あなたの生活にもポジティブな変化を起こしてみてください。
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