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エアコンの消費電力は半端ない。
その理由は一言で「熱量の変化が大きい」からです。
様々な電化製品がある中で、温度の変化を伴う電化製品は電力を多く使う。
エアコンは、室内温度と設定温度の差が大きいことで電気代が高くなります。
夏場は5℃下げるパワー比べ、冬場は15℃上げるパワーとなるので冬場のエアコンの暖房の消費電力は夏場に比べ高い。
しかし、冬場は暖房以外に厚着をしたり、お風呂に入ったり、温かいものを食べたり、飲んだり、寝る時は布団にしっかりと入り様々な方法で暖が取れるので、エアコンの暖房をつけ続けることはあまりない。
一方、夏場は薄着にも限界はあり、寝る時はエアコン以外に体を冷やすことが難しいので、冷房は長時間をつけっぱなしにするので夏場のエアコンの電気料金が高くなる。
※設定温度を1℃で消費電力が夏場は13%、冬場は10%変わる。
室外機の清掃
室外機の清掃も意外と大切。ですが、背面を掃除しようと無理に動かしたりするとガスが漏れると危険なので無理はしない。
①正面の吹き出し口、ほうきやブラシでほこりを取り除く
②背面の熱交換機は無理しないで大きいゴミを取り除く
③表面の汚れを濡れ雑巾でふき取る
※内部に水を入れないように気をつける
④ドレンホースから排水できないとエアコンが故障する。ゴミやほごり、実は意外とゴキブリやクモの死骸がある。それらが内部に入り詰まることがあるので、棒状のもので取り除く
➡ドレンホースクリーナーというものを使うとしっかりと除去できる
室外機の周辺
正面の吹き出し口からの排気を邪魔しないようにすることが大切です。
植物や洗濯物で排気が出にくい(こもると)と効率が悪くなりムダな電力を消費します。
※吹き出し口を1mは物がないようにする。ベランダの壁から離す。
室外機の場所
《夏場》
室外機には直射日光を当てないようにすることも大切。
日光が当たる場合は日陰を作るようにする。
室外機カバー
《夏場》
直射日光を遮るカバーにする。
吹き出し口が覆われたカバーはNG。
※オシャレなカバーもあるが排気をふさがないか確認する。
《冬場》
雪や凍結から守る為、強度の高いカバーにする。
室外機で消費電力20%削減
《夏場》
上記の室外機の「清掃」「周囲」「場所」それに加え、後述の「打ち水」効果で消費電力が20%も抑えるということもある。
カーテンやブラインド
《夏場》
窓付近が外気温に一番近くなるので断熱効果を上げるためにカーテンやブラインドで太陽光を遮る
外側のカーテン
《夏場》
内側のカーテンより、実は外側のカーテンも大切。
窓の外に、よしずやすだれ、植物(ゴーヤ、朝顔などのツルのある植物)などで直射日光を窓の外で遮ることも重要。
フィルター清掃(消費電力7%削減)
効率を良くするために2週間に1回はフィルターを清掃しましょう。
冷房時はエアコン上部から熱い空気を吸い込み、エアコン下部から冷風を出しますが、その際に熱い空気と同時にほこりやごみを吸い込みます。そのほこりやごみが徐々にフィルターに溜まることにより電力を多く消費することになります。
※清掃方法はフィルターを外して、掃除機で吸う。汚れがひどい時は水を張り洗剤を溶かしてつけ込みながら汚れを洗い落とす。その後干す。
※※フィルターのさらに奥のフィンの汚れがひどい時は速やかに業者に依頼をしてしまいましょう。
おススメは以下↓

冷房稼働直前の工夫
帰宅時、部屋の中が暑くなっている場合は
窓を開け風を通し、部屋の中の熱を外に逃がしてから冷房をつけると効率良く部屋を冷やすことができる。
※風通しを良くする為には、部屋の対辺上の窓を2か所以上開けるようにする
こまめな電源はNG
節電のために暑い時に冷房を入れて、冷えてきたら冷房を止めて、再び熱くなってきたら冷房を入れるのはNG。
温度差が大きい時が電力を一番多く使うので、こまめな電源のオンオフはしない方がいい。
※外出時も1時間程度の空室であれば、ゆるい冷房をつけっぱなしにしておいた方がいい
除湿機能は電気代が高くなることもある
除湿は節電になると勘違いをするケースがあります。
説明書やリモコンに書いてありますが、
「弱冷房除湿(ドライ)」と「再熱除湿」の2タイプがあり、
・「弱冷房除湿(ドライ)」は弱い冷房で除湿をする。
・「再熱除湿」は冷房と暖房を交互に作動させているので実は電力を多く使う。
その為、「再熱除湿」は節電にはなりません。
風量の自動運転
設定温度にする為のベストな効率で制御するもので自動運転があります。
風量も自動で切り替わり、稼働時に部屋が冷えるまで強風運転をし、ある程度設定温度に近づいたら風量を自動で抑えてくれる機能。
※電源入れ始めの温度差を埋める時が最も電力を使う。弱風の場合、部屋が冷えるのに時間がかかる
風量を強にする
単純に体感温度を下げることも有効です。
※風量の強弱は設定温度に比べると、消費電力の影響は相当小さい。
風向を調整する
部屋全体を一様に効率良く涼しくしたい場合は、吹き出し口を上向きや平行にし、空気を循環させるようにします。
一次的に一箇所を冷やしたい場合は、風を直で当てる。
サーキュレーターの使用
ピンポイントで狭い範囲に風を当てるものです。
熱だまりを作らないようにするために使用する。
エアコンの風が届かない箇所に向けて風を送るようにする。
また冷たい空気は下側、温かい空気は上側になることを踏まえて
《夏場》
下側の冷たい空気に向けて風を向け、活動している所に風を送るようにする。
寝る時は下側にいるので、サーキュレーターは使わない方が下側を効率よく冷やすことができる。
《冬場》
上側の温かい空気に向けて風を向け、空気をかき回すようにする。
扇風機の使用
サーキュレーターは「風を送る」「熱だまり散らす」ものになります。
一方、扇風機は「人に風を当てて体感温度を下げる」ものです。
その為、エアコンと兼用することで、冷房の設定温度を上げることができます。
注意点として、就寝時に短距離で強い風を当てることによって体が冷え過ぎて風邪をひいてしまったり、口元に長時間風が当たることで過度な乾燥による喉の渇きなどに注意が必要。就寝時は壁に風をあて跳ね返りで風がゆるやかに送られるようにする。
寝る時の冷房
冷気は下側に溜まるので、サーキュレーターを使わずゆるい冷房で十分冷える。
※夏風邪の原因は冷房によるものであることが多いので、起きている時と比べ設定温度を十分上げても大丈夫です。
ペットボトルで除湿
水をペットボトルに入れ凍らせ、洗面器に入れておくと除湿効果と冷気で効果的です。
※空気中の水蒸気が露点に達することで部屋の空気の湿り気を取る
ペットの留守番時
冷気を下側のみに溜めるようにする。弱風でサーキュレーターを使わない。人間が居る時より2~3℃設定温度を上げても大丈夫。ペット自身が移動できるのであれば、涼しい所と暖かい所があってもよい。
お風呂の水を残すか残さないか
湯舟に水を張り翌日までに水を残すか残さないかでずいぶん変わる。
夏場は、湯舟の水が残っていると湿度が上がるので捨てる。
※カビの原因にもなる
冬場は、湯舟の水は残す。
風呂の扉を開けて加湿効果を高めることができる。乾燥を防ぐことができる。
打ち水効果
ベランダや庭に水を撒くことを「打ち水」といい、歴史で記録にあるのは室町時代や安土桃山時代の頃からあるといわれています。
気化熱という言葉を聞いたことがあるかもしれません。気化熱とは液体が気体になるときに熱エネルギーが必要となります。熱エネルギーを使うということは温度が下がるということになります。
打ち水によって地面に水をまくと、水は蒸発をする。水蒸気になるときに地面の熱を奪い状態変化する。そのため、熱を奪われた地面の温度が下がるというわけです。
※打ち水をする時間は、朝(熱くなる前)か夕方以降が効果的です。日中の暑い時間に打ち水をすると一時的な効果となるだけです。朝の打ち水により地面が温まりにくくする効果があり、夕方以降の打ち水により早く地面を冷やすことができます。ベランダや家の外壁の熱を取り除くことができ、部屋の中が暑くなりにくくなる。
※より早く蒸発させるために、水は張り過ぎないようにする。多くの水を一気に張ると蒸発に時間がかかり、じめじめして逆効果になる。
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