成績上位生の考え方/優等生の思考回路/頭が良い人(天才)の思考法を身につけるための心理学的アプローチ

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もくじ

「勉強ができて、性格も穏やかで、なぜか人気者」という人ってたまにいますよね?
まるで「人生2回目か?!」って思うくらい、全てを手にしているかのような彼らの姿勢に、羨ましいと感じることもあるでしょう。しかし、そんな成績優秀者たちには、共通した思考のパターンがあります。このサイトでは、彼らの思考の癖や、その背景にある教育心理学の観点から解説していきます。あなたもこの考え方を身につけることで、学力向上だけでなく、心の余裕と周囲との良好な関係を築くことができるでしょう。

2.「考え方が1日を左右する」— ポジティブな思考の力

「今日は最高な日だ!」と感じるか、「今日は最悪な日だ!」と感じるかは、誰が決めているのでしょう? 実は、他人ではなく自分自身がその選択をしています。これは、心理学的にも「認知行動療法」の考え方に基づいており、私たちの思考パターンが感情や行動に大きく影響を与えるという理論です。

ある中学生の2日間(月~火曜日)の出来事を例に、思考の癖がどのように日々の体験を変えるのか、考えてみましょう。

月曜日
→電車遅延でホームで20分待ち
→余裕を持って家を出たのでギリ間に合う
→お昼休み:コンビニ弁当が全て売り切れ
→弁当を諦めておにぎりを買う
→夜、塾で居残り補習
→帰宅。帰りが遅いと母から叱られる


火曜日
→朝練がハード
→テストの点数が悪く追加の宿題が出される
→昼休み:弁当とおにぎりを購入しようとするが、100円足りずおにぎりを諦め弁当のみ購入
→塾の自習室で夜まで勉強。追加の宿題もやる
→帰宅時、乗り継ぎが悪く10分間ホームで待つ
→帰宅。家族は皆寝ている

という2日間があったとします。
あなたは、以下のAさんとBさんのどちらの考え方に近いでしょうか??

【Aさんの場合】
月曜日
→電車遅延でホームで20分待ち

 ⇒ ちっ!なんだよ!
→余裕を持って家を出たのでギリ間に合う

 ⇒ せっかく早く家出たのによ!
→お昼休み:コンビニ弁当が全て売り切れ

 ⇒ ちゃんと想定して仕入れしてよ!
→弁当を諦めておにぎりを買う

 ⇒ おにぎりの気分じゃないだけど!
→夜、塾で居残り補習

 ⇒ 今日は特に眠い!帰りたい!
→帰宅。帰りが遅いと母から叱られる

 ⇒ 好きで遅くなってないんだよ!

火曜日
→朝練がハード

 ⇒ 朝から本当に勘弁してくれー
→テストの点数が悪く追加の宿題が出される

 ⇒ もうやってられっか!
→昼休み:弁当とおにぎりが欲しかったが、100円足りずおにぎりを諦め弁当のみ購入

 ⇒ 腹いっぱい食べさせて!
→塾の自習室で夜まで勉強。追加の宿題もやる

 ⇒ 早く帰りたい!追加宿題だるすぎる!
→帰宅時、乗り継ぎが悪く10分間ホームで待つ

 ⇒ 本当についてない!
→帰宅。家族は皆寝ている

 ⇒ はぁ!意味わかんねーよ!

【Bさんの場合】
月曜日
→電車遅延でホームで20分待ち

 ⇒ 次の電車が来る前に単語5個暗記しよう!
→余裕を持って家を出たのでギリ間に合う

 ⇒ 早く家出て良かった~ぁ!
→昼休み:コンビニ弁当が全て売り切れ

 ⇒ コンビニ大繁盛だね!
→弁当を諦めておにぎりを買う

 ⇒ 梅おにぎりも味わって食べるとおいしい。
→夜、塾で先生から居残り補習が命じられる

 ⇒ 特別待遇やったぜ!質問もしよう!
→帰宅。帰りが遅いと母から叱られる

 ⇒ 心配させてごめんなさい。

火曜日
→朝練がハード

 ⇒ よっしゃ!気合い入れるぞ!
→小テストの点数が悪く、追加の宿題が出される

 ⇒ ありがたい!弱点克服!
→昼休み:弁当とおにぎりが欲しかったが、100円足りずおにぎりを諦め弁当のみ購入

 ⇒ 節約成功!
→塾の自習室で夜まで勉強。追加の宿題もやる

 ⇒ 超充実!追加宿題もばっちりだ!
→帰宅時、乗り継ぎが悪く10分間ホームで待つ

 ⇒ この時間に単語覚えるか!
→帰宅。家族は皆寝ている

 ⇒ みんな、お疲れ様!今日もありがとう!

この日をより良い1日、充実した1日と感じるのは、成績が上がる思考で生きているのは、Aさんでしょうか?Bさんでしょうか?

もうお分かりのように、
Bさんですよね!!!

しかし、起こっている出来事はAさんもBさんも同じ事なんです!

★Aさんの捉え方

電車の遅延に「ちっ!」と舌打ちし、何事にも不満を抱くAさん。彼は常に「損をしている」という視点で物事を見てしまいがちです。これは、心理学で言う「認知の歪み」の典型例です。認知の歪みとは、物事を過度にネガティブに捉えてしまう傾向を指します。

★Bさんの捉え方

一方で、Bさんは同じ出来事でも「次の電車が来るまで単語を覚えよう」と前向きに捉えます。彼は「機会」として物事を捉え、ポジティブなフィードバックを自ら作り出しているのです。このようなポジティブな思考習慣は、教育心理学における「自己効力感(self-efficacy)」の高さと関連しています。自己効力感が高い人は、自分の行動が成功に繋がると信じて行動し、結果的に成功体験を重ねることができるのです。

では、このような捉え方をする二人の1年後はどうなっていると思いますか?!
この二人の差は歴然ですね!!!そう考えると、日々の捉え方は本当に大切だと気付きます。

大切にすべきは『思考の癖』なのです。

同じ出来事であっても、Bさんのようにプラスに捉える思考を常に意識する事が非常に大事になります。

3.思考の癖を変えるトレーニング

Aさんのようなネガティブ思考の癖は、改善が可能です。教育心理学の観点からは、ポジティブな自己対話(self-talk)を日常的に意識することが効果的だとされています。例えば、Aさんが「今日は運が悪い」と感じた時、「いや、こんなこともあるさ。これを乗り越えれば成長できる」とポジティブな言葉で自己対話をする習慣をつけると、徐々にBさんのような思考に近づいていきます。

4.勉強における思考の癖が成績を左右する理由

学習時の思考の癖も、成績に大きな影響を与えます。嫌々勉強していると、学習効果は限られますが、ポジティブな感情で取り組むと、学習の質は飛躍的に向上します。これは、脳科学の研究でも明らかになっており、ポジティブな感情が脳内のドーパミンを分泌し、集中力や記憶力を高めるとされています。
「できるようになる喜び」を感じながら勉強することで、長期的なモチベーションが維持され、成績が向上するのです。ワクワク感をもって学ぶことこそ、真の学習成果を引き出す鍵です。

5.結論— 明日を変えるために今日からできること

毎日の捉え方が、1年後、5年後、そして人生全体を大きく変えることに気づいていただけましたでしょうか? 思考の癖をポジティブに変えることは、成績向上だけでなく、人生全体を豊かにする力を持っています。
教育心理学に基づくアプローチを実践することで、あなたもBさんのように前向きで充実した日々を送れるようになります。さあ、今日から思考の癖を意識し、ポジティブな自己対話を始めてみましょう。あなたの未来がきっと変わります!

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